【在宅介護の感染症対策】家族を守るために今できること|手洗い・換気・備えの基本
在宅で高齢の家族を介護していると、「感染症からどう守るか」は避けて通れない課題です。
風邪やインフルエンザ、ノロウイルス、さらにはコロナなどの感染症は、介護される側にとって命に関わることもあります。
この記事では、在宅介護をしている方が日常生活の中で無理なく取り入れられる感染症対策を解説します。
「手洗い」「換気」「接触機会の管理」この3つが、在宅介護の感染症対策の土台になります。
1. 感染予防の基本「手洗い」
感染症の約8割は「手から入る」と言われています。
特に介護者が食事・排泄介助・口腔ケアをする前後には、必ず石けんと流水で20秒以上洗うことが大切です。
- 玄関・トイレ・キッチンなどにアルコール消毒を常備
- 手洗いタイミングを貼り紙で家族にも周知
- 帰宅時の「手洗いルーティン」を家族全体で習慣化
2. 換気で空気を入れ替える
在宅時間が長い介護家庭では、空気の入れ替えをこまめに行うことが大切です。
特に冬場は窓を閉めがちですが、1時間に1回は5分程度の対面換気を行いましょう。
サーキュレーターや換気扇を併用すると、空気の流れが生まれウイルスの滞留を防げます。
\ 換気のコツ /
- 「対角線にある2つの窓」を開ける
- 寒さ対策として短時間換気+加湿器を併用
- 寝室や居室は朝起きてすぐに換気する
3. 衛生用品・備蓄の見直し
感染症が流行するとマスクや消毒液、紙おむつなどが品薄になることもあります。
以下のような備蓄を常に一定数ストックしておくと安心です:
- マスク(不織布タイプ・介護者+家族分)
- アルコール消毒(スプレー・ジェル)
- 手袋・使い捨てエプロン・体温計
- 常温保存できる食事・介護食
介護中の主婦:
以前コロナのときにトイレットペーパーすら手に入らず困ったので、今は定期的に見直しています。
4. 家族の「意識共有」が感染症対策のカギ
介護者だけが頑張っても限界があります。
同居する家族が「介護環境の一部」であることを理解し、意識的に感染予防をすることが最も効果的です。
- 玄関に「手洗いリマインド」メモを設置
- 誰かが体調不良のときは即マスク+隔離部屋
- 外出先から戻ったら「すぐ着替える習慣」を
在宅介護の感染症対策は、暮らしの一部に溶け込ませることがポイントです。
難しく考えず、できることを“毎日少しずつ”が継続のコツ。
5. 感染が疑われたときの備え
発熱や咳など感染が疑われる症状が出たときの対応を、家族で事前に話し合っておきましょう。
- 地域の保健所の連絡先を冷蔵庫などにメモ
- 発熱時の対応フローを印刷しておく
- かかりつけ医・訪問看護ステーションの連絡先も一覧化
あらかじめ準備ができていれば、いざというときも慌てずに対応できます。
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