【図解なしでもわかる】移乗介助の基本とコツを徹底解説|ベッド・車椅子・トイレ対応【2025年版】
介護の現場で毎日行われる「移乗介助(いじょうかいじょ)」は、ベッドから車椅子、トイレ、椅子などへの移動をサポートする重要なケアの一つです。
利用者の安全を確保しながら、介助者の腰や体の負担を最小限にするには、「正しい手順」と「ちょっとしたコツ」が必要です。
移乗がうまくできれば、利用者のQOL(生活の質)も向上します。
反対に、無理な介助は転倒や腰痛などのリスクに。基礎からしっかり身につけましょう。
移乗介助の基本パターンとは?
移乗の場面は大きく分けて以下の3つが代表的です:
- ベッド ⇔ 車椅子
- 車椅子 ⇔ トイレ
- 車椅子 ⇔ ダイニングの椅子など
どの場面も、「安全第一」と「利用者のペースを尊重すること」が大前提です。
\ 移乗すべてに共通するコツ /
- 介助者は腰を落とし、背筋を伸ばす(腰痛予防)
- 利用者の足元をしっかり確認(滑りやすい靴下は注意)
- 「せーの」でタイミングを声掛けして合わせる
- ベッドや椅子の高さ調整で負担を軽減
現役介護職:
最初は「腰が痛い…」が当たり前でしたが、足元・高さ・声掛けの3つを意識するだけでかなり楽になります。
ベッドから車椅子への移乗のコツ
- ベッドの高さを車椅子よりやや高くすると移りやすい
- 車椅子のフットレストは必ず上げる
- 滑りやすい床(フローリング等)には滑り止めシートを使うのも効果的
車椅子からトイレへの移乗のポイント
- 移乗しやすいように斜めに配置する
- 壁側に片手をつける・手すりを使うことを促す
- ズボンやおむつの事前準備(下ろすタイミング)も重要
立ち上がりにくい方の介助の工夫
筋力が弱い方には、「お尻を前に出してから前傾姿勢をつくる」ように声かけすると、重心が前に移り立ち上がりやすくなります。
移乗介助は「安全・効率・尊厳」の3つのバランスが大切です。
焦らず、利用者の力を活かしながら、スムーズな介助を心がけましょう。
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